hphm’s diary

情報系のTips等をまとめる予定です。

Torを使って外部ソフトの通信経路を秘匿するTips

Torは通信経路を秘匿するソフトウェアでTorブラウザというものを使えば簡単に使えるのですが、全く関係ないソフトでもTorの通信経路を使うことができます。

注意点

  • Torを通した接続と通していない接続を同時に行うことはTorのIPと生のIPをひもづけることに繋がる可能性があります。
  • 一つのセッションで複数のサーバーにアクセスする場合は気をつける必要があり、例えば個人が特定されるようなサーバーにアクセスすると同時にアクセスしたサーバーの関係性が明らかになってしまう可能性があります。

Torの内部はよくわかっていないのですが他にも色々あるようなのでWikiでご確認ください。

プロキシに対応したソフトの場合

TorをSOCKS プロキシとして他のソフトから使うことが可能です。 付け焼刃的な方法ですが、Torブラウザを立ち上げると同時に立ち上がるtor.exeを利用します。 まずTorブラウザを立ち上げてPreferencesで設定を確認します。 f:id:hphm:20150329111315p:plain

あとは画面に出たプロキシIPとポート番号をそのまま外部のソフトウェアに設定すれば使えます。 注意点としてはTorブラウザを終了するとtor.exeも終了してしまうためその外部ソフトウェアの接続中はtorブラウザを起動しておく必要があります。