Torを使って外部ソフトの通信経路を秘匿するTips
Torは通信経路を秘匿するソフトウェアでTorブラウザというものを使えば簡単に使えるのですが、全く関係ないソフトでもTorの通信経路を使うことができます。
- Tor公式:Tor Project: Anonymity Online
- Wiki(外部ソフトに応用する方法):doc/TorifyHOWTO – Tor Bug Tracker & Wiki
注意点
- Torを通した接続と通していない接続を同時に行うことはTorのIPと生のIPをひもづけることに繋がる可能性があります。
- 一つのセッションで複数のサーバーにアクセスする場合は気をつける必要があり、例えば個人が特定されるようなサーバーにアクセスすると同時にアクセスしたサーバーの関係性が明らかになってしまう可能性があります。
Torの内部はよくわかっていないのですが他にも色々あるようなのでWikiでご確認ください。
プロキシに対応したソフトの場合
TorをSOCKS プロキシとして他のソフトから使うことが可能です。 付け焼刃的な方法ですが、Torブラウザを立ち上げると同時に立ち上がるtor.exeを利用します。 まずTorブラウザを立ち上げてPreferencesで設定を確認します。
あとは画面に出たプロキシIPとポート番号をそのまま外部のソフトウェアに設定すれば使えます。 注意点としてはTorブラウザを終了するとtor.exeも終了してしまうためその外部ソフトウェアの接続中はtorブラウザを起動しておく必要があります。